授乳管理

この頃はミルクは3時間おきにあげてました。

長男と次男にいつあげたか分からなくなってしまうので1人ずつノートを用意してあげます。


ウンチや睡眠もこのノートに書いて誰が見ても分かるようにしておきます。



そうでないと手伝いに来てくれた家族はもちろんのこと、僕ら夫婦もどっちにいつあげたか分からなくなってしまうからです。


ミルクのあげ過ぎに注意する為です。


なんで泣いているか(眠いのか、お腹が空いているのか…)も一目瞭然です。



3時間おきにお腹が空くんです。




そうです。もちろん夜中もです。


まあ可愛いから大丈夫!



ってこの時は思ってました。

沐浴

さあ始まった双子育児。


沐浴は朝晩と2回。


肌襦袢をシーツ代わりにして湯船に浸かる前に石鹸で体を洗います。全て洗い終えたらシーツ代わりにしていた肌襦袢で泡を拭きます。こうすると滑らないので安全です。

これは病院で教えてもらったやり方です。


湯船に浸ける時はガーゼをお腹にあてると安心します。


このお風呂入ってる時の顔ガーゼ可愛いこと。


しかも2人。


朝晩のこの瞬間はホントに幸せでした。

次男退院!

2014年4月2日水曜日。


とうとう次男が退院です。



僕はその日は仕事の為帰りが22時過ぎる為にお義姉さんとお義母さんに協力していただき病院まで迎えに行ってもらいました。


最寄駅で祝杯のビールを2本買って足早に帰宅。玄関の前で深呼吸。



待ちに待った瞬間。


家族が家に初めて集まる嬉しさ、、


長かった妊娠から出産、そして退院まで、、


今までの苦労が報われる。


ガチャ。



「ただいま〜!」



ふ、2人揃ってる。



小っちゃいのが2人!


かわゆす!!




夫婦で肩を組み我が子達を眺めて

「可愛いね。幸せだね。」

やっと訪れた幸せの瞬間を夫婦で噛み締めました。



と、想像してたのですが。。。


奥さん???


あれ??


「私ちょっと横になる…」

って寝室に。



なんか想像と違うな。


まあ可愛い2人が居るので僕1人でビールを開けて幸せの瞬間を噛み締めました。



「オギャー。」と次男。


ん〜、可愛い泣き声。


「オギャー。」と続いて長男。


ん〜、これこれこの2人の泣き声のハーモニーが聞きたかったのよ。


「オギャー!」

「オギャー!!」

「オギャー!!!」

「オギャー!!!!」



……う、うるさい。


「よしよし、よしよし」


2人同時にあやすのキツい…。



奥さんのあのグッタリ感はこれか…。




初日で双子育児の洗礼を受けた瞬間でした。


ビールが全然進まない。





なにわともあれ家族全員集合です!

授乳通院

長男が退院したと言うものの次男はまだ病院にいる訳なので授乳に行かなければなりません。

 

奥さんが母乳をやりに行くときは僕は長男の面倒を見ます。毎回奥さんが病院に行くのも疲れてしまうので僕もミルクをあげに2回ほど行きました。

 

ほとんどママが来ているので男の僕は別室で次男にミルクをあげます。

 

ビデオカメラをセットして授乳シーンを撮影しながら次男との二人の時間を楽しみました。

 

ああ早く退院して家族みんなで過ごしたいです。

長男退院

出産から1週間過ぎた3月20日の木曜日に長男と奥さんが退院になりました。


退院日に次男もようやくICUに移ることが出来たので出産後初めて家族4人が一緒になりました。


と言っても退院までのほんの数分でしたが…。


出産後はビデオに収めた子供達の映像を繰り返し繰り返し見ながら晩酌する毎日でした。


僕はやる気まんまんだったので、病院での様々な指導を受けて準備万端です。

特に気合いが入ってるのが沐浴。

奥さんが片手をケガしてるので妊娠中からお風呂は僕の仕事と思ってたので沐浴指導も集中して受けました。


初めて長男が家に来た時は相当嬉しかったです。


お腹空いたら泣いて、眠くなったら泣いて、起きたら泣いて……。


この泣くのが可愛いくて可愛いくて夜の授乳もへっちゃらでした。


うん。これなら次男が退院してきても大丈夫だ。


と思ってました。




この時はまだ双子育児の恐ろしさが想像も出来てなかったのです。

父親になって思うこと

2人とも無事生まれてきてくれて思うこと


「生まれてきてくれてありがとう!」


この言葉以外見つからないです。


奥さんを「お母さん」にしてくれて、僕を「お父さん」にしてくれた。


奥さん方は初孫なのでお義父さんを「おじいちゃん」に、お義母さんを「おばあちゃん」に、お義姉さんを「おばさん」に、お義兄さんを「おじさん」にしてくれた。


「五体満足で生まれてきて良かったね」と言われたことがあったが、そのことには素直に喜べなかった。

たとえ障害があったとしても同じように「生まれてきてくれてありがとう!」と思う。


次男が入っているNICUは早産などで低体重で生まれてきた赤ちゃん達がいるところです。予定よりも早く生まれてきたことで障害があったり、障害がある為に早く生まれてきたり、と様々な赤ちゃんがいます。

他の赤ちゃんをまじまじと見ることはしませんでしたが(自分以外の赤ちゃんには保育器に布などで目隠しされてたりしました)次男よりも小さく生まれてきた赤ちゃんの方が多かったようです。

看護師さん達は別け隔てなくどの赤ちゃんに対しても優しい言葉をかけて面倒見てくれます。



NICUでこういう場面をよく見ていたから尚更思ったのかもしれないですね。

生まれてきてくれただけで最高です。


そして子供が生まれてくれたことで僕はやっとお父さんになりました。

女の人は妊娠した時点でお母さんになりますが、身体の変化がない男の人は出産してから初めてお父さんになるんじゃないでしょうか?


お父さんの先輩達からは


「子供の為に頑張れるよ!」

「子供がこんなに可愛いのか!って思うよ」

などと言われましたが、、


当たり前だろ。


僕はもともと結構な子供好きなので子供が生まれてから子供好きになったお父さん達とは違うと思っています。そりゃ自分の子供ですから最高に可愛いですよ。


正直、妊娠が分かった時に思ったことは


「やった!遊び相手が増えた!」


です(笑)



一緒にサッカーして、ダンスして…。


考えるとワクワクしちゃいます。




そうなんです💧


父親になって思うことは


早く一緒に遊びたーい



というなんとも子供っぽいことを思ってました。


お父さん大丈夫か?

対面

奥さんも病室に戻ってきてしばらくすると子供達と面会出来る時間がきました

 

この日、NICUとGCUに入ってる子供達に会えるのは父親の僕だけ

 

 

最初にNICUにいる次男との対面です。

 

次男と言っても1分遅く生まれただけです。

 

次男は1520gで生まれました。

 

小さく生まれたので呼吸器など色々チューブを入れられていて痛々しい。

 

保育器に手を入れると

 

「あったかい」

 

低体重で生まれた赤ちゃんは身体を冷やすのはよくないので暖かいのだそうです。

 

まあ、冷静に考えればかなり当たり前のことなのにその時は声に出してしまいました。

 

僕の手のひらよりも小さい次男の頭

 

次男の成長が止まったので転院し、出産が早まった

 

不安だったけどよく生まれてきてくれたね

 

ありがとう!

 

 

 

 

そして長男のいるGCUへ

 

長男は2200gで生まれました。

 

長男は呼吸器もこの時には外れていてうつ伏せでした。

 

顔にブツブツがあるので皮膚病か?

 

と看護婦さんに訪ねると

 

新生児特有のもので問題はないとのことでした。

 

ちょうど採血をするところでカカトに針を刺されると泣きました

 

そりゃ泣くでしょ

 

当たり前でしょ

 

 

その当たり前が嬉しくて

 

 

 

 

やっと会えた

 

 

ありがとう!